普段の生活でみなさん夢を見ると思います。
起きて数分したら忘れてしまう内容のものもあれば、ずっと頭の片隅に記憶して残っている夢もありませんか?
この夢に関しては、古代から様々な解釈や研究がなされてきました。
1900年代にフロイトが精神分析学の観点から、ユングが分析心理学の観点から夢を学問的に研究し、一つの学問体系として「夢」は認知されるまでになりました。
フロイトは現代の精神医学の基礎を築いたとされる人物で、「夢診断」と言う書物も執筆しています。
日本においても夢は重要視されています。初夢の「一富士二鷹三茄子」など夢に関する縁起の話は、日本中の人に浸透しています。古来には見た夢を解釈する「夢解き」が存在していたと言われています。
「夢解き」とは、夢の内容を解釈して、その元凶を判断する人のことを指しており、現代でいうところの夢占いに相当します。
昔は武家も貴族も夢解きに対して、見た夢の解釈を聞き、自身の人生の指針にしていたのです。
フロイトによると、夢の素材は記憶から引き出されています。
引き出される夢の内容は意識的に選択されるのではなく、無意識的なものであると述べられています。これが夢の重要なポイントで夢占いにも通ずる部分になります。
夢は一般的に乱雑で、一つの筋が通らないものばかりです。しかし一見乱雑な夢も、無意識に基づけば、それらは統合性が備わっていると説いています。
フロイトは無意識には抑圧された記憶が封印されており、睡眠中にその記憶が象徴を通して夢となり、映像化されると考えました。
フロイトは難しい表現をしていますが、すなわち、あなたが見ていた夢は、潜在意識があなたに対して語りかけてきたもの、それを映像化したものなのです。
通常、人が自分の潜在意識を知ることは難しいです。知ろうとすること、それ自体に意識が働いてしまうからです。でもそれが可能なのが夢というわけです。
フロイトが唱えている説以外にも、『なぜ人は夢を見るのか』と言う根源的な問いに対して、様々な答えが提示されています。
例えば、心理学的な観点から提唱されているホメオスタシス説によると、
睡眠中は脳が活動を止めるため、一定時間休ませた後、暖機運転させるために夢をみると言う説があります。
それ以外にも、細胞に蓄えていた記憶を別の細胞に書き換える作業で見るという説、その日に学習したことを、脳内で整理し、保存しているとする説など、様々です。
夢の種類について
1800年代のブラバッキーと言う哲学者は、夢を6つに分類していますのでご紹介します。
予知夢
予知夢とは文字のごとく、未来の出来事を告げている夢のことを言います。
この場合は、いい未来であっても悪い未来であっても予知夢に分類されます。
まだ、実際には起こっていない夢、正夢ではないけど信憑性が極めて高い夢になります。
これまでの自身の行動パターンや過去の出来事を、頭の中で統合し起こるかもしれない出来事が映像として浮かび上がってくるのです。一般的に予知夢は、これからの過ごし方によって変えられる夢であると言われています。
代償夢
代償夢はストレス解消のため、または潜在的欲望のための夢と言われています。
夢の内容があまりにも現実に即している場合、予知夢ではないかと思われがちだが、代償夢として単なる欲望を表していることも多いです。
仮に性的な夢を見た場合、現実とのバランスを保つために、夢として性的な行為を擬似体験することで、潜在的な欲求を満たしていると捉えることができます。一説には、性犯罪者は性的な夢をほとんど見ないと言う統計も発表されているようで、夢で心と体のバランスを保つことで、正常な生活が送れるように補助している考えられています。
過去夢
過去夢とは、過去の出来事が夢に出てくることです。
単にその出来事の繰り返しであったり、過去の想いを反芻を意味しています。
過去の友人や恋人、もしくは職場の夢など、過去の夢は様々です。しかし、あなたが現在抱えている問題や、状況を示唆する夢である場合もあります。
象徴夢
象徴夢とは、自己意識の中の本心や真実を、間接的に伝えている夢のことを言います。
夢に登場するものが個人的にどのような関係にあるのか考慮し、初めてその解釈が成り立ちます。
すなわち、この人・物が出てきたから、これを意味している、といった理解がしにくいのが特徴です。
予知夢や過去夢とは異なり、自身の潜在意識の中にある本心を象徴するのが、この象徴夢です。
啓示夢
啓示夢とは、自分自身の方向性や使命を知るための夢とされています。
判断の難しいところではありますが、自分がやるべきだと直感的に感じられる夢の場合に啓示夢と呼ばれています。
(キリスト教的な考え方が、この啓示夢の背景にはありそうです。しかしながら、過去の経験から、「こうしてみよう!」といったようなひらめきがあった場合は、この啓示夢に該当するのではないかと思います。)
自覚夢
自覚夢とは、夢がその内容について、自覚を促す夢です。
例えば、誰かが亡くなってしまう夢を見たとすると、その夢の中で味わった喪失感や絶望感は、いかにその人が大切かを自覚させるための夢だった、との具合です。夢の中で新しいことにチャレンジし、その結果が出たとします。その結果を持って、自分なりにどうするか、その判断の元になった夢も自覚夢に分類されます。
見た夢を書き留めておこう
先に紹介した6つの分類は、1800年代に提案されたかなり古いものになります。
しかしながら、『なぜ人は夢を見るのか』という問いに対して、満点の回答を提示できる科学者は、今日でもいないのは事実です。
確かに夢で見る物事の基本は、全て自分が現実世界で体験した・見たものであることは間違い無いはずです。どんなに突拍子な内容でも、夢の内容は現実での体験や見たももの、聞いたもの、考えたことなどの範疇を超えるものはないでしょう。
テレビにしろ、ラジオにしろ、触れたことのあるものでは無いと脳内にインプットされることは無いからです。
例えばあなたは「ザルツブルガーノッケルン」という物を知っていますか?ザルツブルガーノッケルンはオーストリアのお菓子の郷土料理なのですが、これを知らない方の場合、夢で「ザルツブルガーノッケルン」の夢を見たことは今までに無いはずです。でもこの瞬間あなたは「ザルツブルガーノッケルン」というもの存在を知ったので、今後はそれに関することが夢に出てくる可能性があります。
自分のうちなる欲望がその夢に出てきてもおかしくは無いと思いますし、脳内でそれらの関係性から将来を予想している夢を見ても不思議ではありません。
自分の潜在意識が、理性の中で抑圧されていた物事を訴えていると捉えるのはむしろ自然であるとさえ思います。
何か気になる夢や繰り返し見るような夢があれば、その内容を覚えておくようにしましょう。
「どの場所が出てきたのか」、「その時にはどんな感情だったのか」だけでもいいと思います。
自分の心の奥底にしまわれていた感情を、夢占いという形で診断してもらうのも、とても面白く、新しい発見があるのでは無いでしょうか。
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